奈良調理短期大学校は、50年余りの歴史を持つ「若羽調理専門学校」を基にしています。 日本では、調理技術よりも栄養、衛生面を重視した、旧厚生省所管の調理師法で「調理師学校」が認可されましたが、世界各国で認められる調理技能者の育成を実施するために、旧労働省が「調理」の職業訓練を法律で制定しました。
これを機会に本校では、観光県としての飲食業界のニーズと、調理師の技能向上を考えて、働きながら職業訓練を受け、世界各国で通用する「技能の資格」を取得するため、1975年に旧労働省所管の職業訓練校を開校しました。
そして、1986年に職業能力開発促進法の改正により、旧労働省と奈良県の認可を得て、1988年4月、全国で初めて「奈良調理短期大学校」が誕生しました。卒業生は「調理師」と、世界で認められる「調理技能士補」のふたつの資格を取得できることになりました。
実社会に即応できるプロフェッショナルの養成。それが、私たちに課せられたいちばん大切な使命だと思っています。